丸太組を違う家で、パタっと見かけたりします。
よくある讃岐の農家の家はあちこちで見かけますが
庄屋さんの家や茶室で見た仕掛けや、数キロ〜数十キロ離れた所で
全く同じものを見かけたりします。
“これ、あそこの家とそっくり”と、いった感じなのです。
村には一組の大工、左官、建具屋等が備わっていたと思うので
その村の範囲で同じような仕上げや癖があるのは判るのですが
そこまで離れた所で、同じ仕事も伝わるのですね。
現代では、外壁、屋根、内装、建具等も工業化され、
全国同一の品物になり、九州から北海道まで町並みは
均一化されてきて、地域の町並みの姿は消えていく一方で
古民家には地域のこだわりが生き続けている妙味。
やっぱり面白いのです。
◆飯山でお仕事した家の土間小屋組み。
これと全く同じ仕事をつい先日数キロ先で拝見しました。
数キロだと、どちらかが先輩で、先輩の仕事を習って仕事したか、
同じ棟梁が仕事した可能性がありますね。
考えただけで、ワクワクします。