2021年09月05日

同じ形状・同じ感覚

古民家を数多く見ていると、あまり見かけない仕上げや
丸太組を違う家で、パタっと見かけたりします。

よくある讃岐の農家の家はあちこちで見かけますが
庄屋さんの家や茶室で見た仕掛けや、数キロ〜数十キロ離れた所で
全く同じものを見かけたりします。
“これ、あそこの家とそっくり”と、いった感じなのです。

村には一組の大工、左官、建具屋等が備わっていたと思うので
その村の範囲で同じような仕上げや癖があるのは判るのですが
そこまで離れた所で、同じ仕事も伝わるのですね。

現代では、外壁、屋根、内装、建具等も工業化され、
全国同一の品物になり、九州から北海道まで町並みは
均一化されてきて、地域の町並みの姿は消えていく一方で
古民家には地域のこだわりが生き続けている妙味。
やっぱり面白いのです。

◆飯山でお仕事した家の土間小屋組み。
 これと全く同じ仕事をつい先日数キロ先で拝見しました。
 数キロだと、どちらかが先輩で、先輩の仕事を習って仕事したか、
 同じ棟梁が仕事した可能性がありますね。
 考えただけで、ワクワクします。

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2021年09月02日

古民家のポイント

古民家を見に行くときの一つのポイントが屋根です。
今の時代に、茅葺きそのままという物件はまずないので、
茅葺きに鉄板(銅板)をかぶせているか、瓦を利用しているかに
二分されます。
鉄板部分は大体大丈夫な古民家が多そうです。
問題は瓦の古民家。
これは、判断が難しい所です。
まず、不陸(いがみ)が無いか。これで大体は判ります。
不陸があっても、比較的状態の良い小屋組みの古民家もあります。
あと、ズレや隙間がないか・・。
古民家は、木と土と紙と石でできています。
水気には弱いので、瓦がずれていて、水気が家の中に入っていくと
寿命は一気に縮ます。

屋根の補修は古民家改修工事の中でも、多くの金額が掛かる部分です。
気を付けて観察しましょうねえ〜。

※写真は屋根を葺き替えでなく、塗装工事で綺麗にしたものです。
 上の段が塗装後、下の段が塗装前

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 全面終了後

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2021年08月29日

ご相談頂きました。

中讃にて、古民家のご相談に伺ってきました。
茅葺き屋根に鉄板をかぶした、香川によくあるタイプの古民家です。

“どういう風にしたらいいか、良くわからない??”
との事。。この相談一番多い悩みです。
そりゃ、解りませんよね・・。
工事費一体いくら?そもそも治せる??どうやってなおすの???などなど。
霧の中を歩いていくような感じだと思います。

でも、まずは、住んでいる人がどうしたいか・・なんですよね。
ゆっくり、そのお話をお伺いして、今までの工事内容等をお話し、
すこ〜しずつ、お話を聞いてもらいます。
1回では無理なので、何回も何回も、お話します。

この古民家も次世代につながって行くといいですがね〜。

※写真はイメージです。


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2021年08月26日

アキリノ 取材行われました。

アキリノ(空き家とリノベーションときどきリフォーム)の取材が
津田町の古民家で行われました。
一年間限定メディアで年六回発行される、新聞の小型のような媒体です。
アキリノはこちら↓
https://akiyatorinobe.com/
(私達も数件取材を受け、掲載されていますので、どうぞご覧ください!)

津田の古民家では、簀戸が収められていました。
床の間の掛け軸も架け替えられていて、とても贅沢な時間がそこには
流れています。

※写真は取材の様子と簀戸

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2021年08月22日

丸亀市の古民家再生工事 進んでます!

丸亀市で行われている古民家再生工事、着々と進んでいます。
7月より屋根の解体工事が始まり、室内の解体工事、屋根の再生〜耐震工事が行われ
ようやく、室内の床下地が上がりました。

古民家再生工事は新築工事に様に、どんどんと工事は進んでいきません。
職人さんの手仕事が多いので、毎日仕事は行っているのですが
新築工事に比べると、進み具合は緩いです。

緩いけど・・なんか、丁寧に仕事しているのが解って
古民家っぽくて良い様にも思います。
お施主さんも完成を急いでなく、良い物を作って頂いた方が良いと
ご理解いただいてますので、気が楽ですね。。。

工事は冬まで続きますが、まだまだゆっくりしっかりと作業を進めます。

※写真は解体工事から順々にです。

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2021年08月19日

完成建築写真撮影致しました。

津田で行っていた古民家再施工時の完成建築写真が撮影されました。

昨年8月に現地調査に伺い、10月末に着工し4月末にお引渡しされた古民家です。
では、ご覧ください。

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2021年03月28日

現場調査に伺いました。

先日よりご相談を伺っておりましたお宅に、現場調査にお邪魔致しました。
古民家(住宅)のリフォーム予定のお宅ですが、まずは現地を拝見させて
頂かないと、ご提案や調子の悪いところ、その建物の状態確認もできないので
何はともあれ、現地を見せて頂きました。

讃岐の古民家によくある形状の建物に、増築部分が付けられていて
やはり電話だけでは想像できないような建物です。
パット見だけでは、頭の中に建物のコンディション、癖、性格が
理解できませんので、時間は掛かりますが間取りを取らせて頂き、
図面化しながら(建物に時間を掛けて整理するため)
お施主様のこれからの生活にも想いを寄せていきます。

今回の現場調査では、シロアリの被害も見えましたので
次回、床下の点検に白蟻業者を同行してもらい、給排水の事も
詰めておきたいので、設備業者も一緒に伺い、
提案できるような内容にしていけたらと思います。

◆写真はイメージです
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2021年03月25日

苔むす庭と心意気

古民家の工事現場北庭には、杉苔・砂苔らの苔が付いていて
飛び石、庭木と相まって、テレビやインターネットなどなくとも
景色を見ているだけで時間が過ぎていく仕掛けがなされています。

百数十年前にこの家が建てられたときには、最低でも存在していた庭で
更に何代か前の作庭かもしれません。
建築は長くとも1.2年で終わりますが、庭は何年も何十年も先を見、考え、
続けていかなければならないので、気の遠くなる作業です。

建築はできるだけ庭の邪魔をしない様に建築を続けようとその立場で
建築を進めなければならないと思いますし、
現代の設備(テレビやインターネット等)も無視するわけにいきませんので
気を使っていかなくてはいけません。

古民家を見に来たときは、庭もよ〜く観察してくださいね!

◆津田の古民家苔むす庭です

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2021年03月18日

ああ、残念ながらまた壊されている・・。

先日は三谷の大屋敷がついに解体されている と、ブログに書きましたが、
車を運転していると、近所のいつも気になっている古民家に解体業者が
入っていました。残念です。

状態は良くなく、はっきり言って再生するには度胸の要る古民家には
なっていましたが、状況を目の当たりにすると、結構つらいです。

古民家は所有者の物であって、他人がとやかく言う物ではありません。
特に建物は古くなってくると、メンテナンス・維持管理に大変な苦労が
付いて回ります。
今回の建物の所有者の方も、苦渋の決断で、正しい判断だと思います。
古民家の所有者と、非所有者では言っていることが正反対の時が
よくあります。持っていることは大変なんですよね〜。

無くなったことに悲しむのではなく、残せる幸せに感謝します。

◆写真はイメージです。

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2021年03月14日

照明器具の追加

一昨年竣工した古民家工事をしたお客様より
お子様の成長に伴い、照明器具の追加工事を検討したい と、
ご連絡を頂き、打ち合わせに伺いました。

工事する前には赤ちゃんだったお子様も、そろそろ絵本を読んだり
早めの勉強等を行ったりする年頃になりました。
嬉しいお話ですね。

お子様の勉強等には、スタンド照明を利用する場合が多いのですが
元々、暗めの照明計画だったために、今回増設する方向で
お話を頂いています。
おうち ですので、家族の用途によって使い勝手が変わって来る時も
あるかと思いますが、柔軟に対応できたらと思います。

◆このお宅の工事が終わった時の様子です

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