2014年07月27日

今の物では測りきれませんね

伝統的構法で建築された住宅の耐震診断を依頼され
計算してみました。
計算結果は散々な物ですが、実際の耐力はもっとあると
思います。正確には、構造計算を入れて、現場の調査を
きっちり行うと出てくると思いますが、そうするとお金が
いくらかかるか解りません。

俗にいうソフトを使っての計算で、散々な結果になっていますが
感覚では、結構いけると思います。(まあまあの状態)
(感覚でのお話では、信じてもらいようがないのですが)

巷では、伝統的構法を一般的に建築できるように推進している
団体もありますが、なかなか進まないようですね。
もう少し、伝統的構法も解りやすくなればいいと思いますが・・・。

※写真は計算した伝統的構法の建物です↓

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2014年01月17日

伝統的工法の耐震性〜!

伝統的工法(古民家)の耐震性はどうなのでしょう?

良く聞かれる質問です。

伝統的工法は、木の持つ力で耐力を保有しています。
従って、木の状態がよろしければ、耐力はありますが
腐食や蟻害による損傷があれば、耐力は著しく低下します。

本日、1月17日は、阪神・淡路大震災の起こった日であります。
今日・この日にもう一度建て物の耐震性について、深く考えたい物です。

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2013年11月28日

伝統技術・・・!

屋島での古民家再生工事では、最近では目にできない仕事が満載です。
カンナ、ノミから始まり、チョンナ、チェーンノミ、
大工さんでも解らない道具の名称が飛び交います。

機械かにより、こうした道具と使い手が減少しているのが
現状ですが、彼らが使う道具と技量は、日本建築にとっては
無くてはならないものです。

利便性と生産向上制のみを追っかけていると、
本来の大切なものが見えなくなりますよ〜!!!

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2013年11月18日

さぬき市の古民家再生工事現場に伺いました〜!

さぬき市にて工事を行っている、古民家再生工事現場に
伺いました。
何期かに分けて行う工事の最初の工事です。

大工が入り、具体的に造作を行っていました。
古民家では、予期できない事も発生します。
今日も、現場にいる大工と、喧々諤々いろいろと
納まりや強度の事について話をしました。。

しかし、大工さんたちは古民家の工事だと
何時もの現場より、生き生きとしているように見えます。。
きっと、技量を発揮できる場所だからでしょう・・・。
工事は来年の2月まで、続きます。。。

※写真は今日の現場の様子です↓

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2013年10月10日

素屋根の計画ですよ・・・!

屋島の古民家再生工事に最も必要な工事の部分であります
素屋根 の打ち合わせを行いました。

“素屋根”とは、、
屋根の補修等で、室内を雨に入らせるわけにいかない場合に
屋根のまた上に仮の屋根を取り付ける仕事であります。

今回の再生工事では、軸組を丸裸にしました。
軸組の仕事だけでも、一か月程掛かる目算ですので
屋根をかけて、しっかりと慎重に治していく目論見です。。。

駆け足での仕事より、しっかりと地に足を付けた仕事を
モットーに考えていますので、こういう手法を計画致しております。。。


※写真は丸裸に軸組です↓
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