古民家の現場に伺うと、二度三度、再利用されている材料を
よく見かけます。
床板をはぐると、●●公民館 と、墨書きされている板もありました。
建具も高さ調整に木を継ぎ足したものや
柱なんかも、全く違うところに穴が開いていたりするものもあります。
使えるものは、使っていたんですよね・・。
“この家の材料は、あそこから貰って来たんや”と、言うお話も
ちょいちょい伺います。
古民家の屋根裏に上がると、生活道具やなんかの材料の
端っこや、新聞や、いろんなものが積まれていたりします。
これも、使えるものは再利用しようとする気持ちの表れです。
当時は単に物がなかったという事なのでしょうが
それにしても、感心することが多いです。
良い物が小屋裏に有ったりしないか?と、思ったりしますが
今まで、お宝のような物はありませんでした。
今では不要のような物も、きっちり取っておいたようです。
SDGsという言葉が良く聞かれるようになったこの頃、
江戸時代〜明治~大正〜昭和前半のこの精神を見習って
伝統文化共々、未来につなげていきませんか・・。
2021年10月24日
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