この地域一番の庄屋であろうお宅は、部屋からして
どれだけお金持ってたんや?と思うほどですが、
小屋裏に入っても、しっかりした仕事をしていました。
この日は丁度、大工も現場にいたので
二人で想像を膨らませました。
“おそらく、使っている木は、切り出してから3年程は最低乾燥させ
建てるのにも数年かかってるなあ〜。この村在住の大工では
ちょっとしんどいなあ〜。街の方から大工、建具屋、左官等
相当人数引っ張ってきてるのでは?車の無い時代屋から、
どこかの家で寝泊まりしたか、先に寝泊まりできる小屋を建てたか・・。”
“この柱は、おかしいなあ??
これは、後で、建てた当時を知らない人が建ててるなあ”
こんな話を交わしたりするのも、とても楽しいです。
現地を見ていると、いろいろ苦労や知恵が見えてきて
建築中の大工や職人らの息遣いも聞こえてくるように
思われます。
機械、車、電気の無い時代に、一生懸命頭と経験を駆使している
古民家の隠れている所が、お気に入りです。
小屋裏の様子です