2020年01月19日

古民家の耐震について

1/17 阪神淡路大震災より、25年目を迎えました。
未曾有の大地震は多くの被害をもたらしましたが、
そのうち、地震発生より10分程度以内の圧死が94%に上る
との事です。

どういうことか・・。
建物若しくは家財にが倒壊することにより、内部に居た方々が
被害にあったという事です。
この事態を受けて、建築基準法が改正され、
“大地震に対し倒壊しない”を、レベルとされるようになりました。

しかし、現存する建築物は、建築当時の建築基準法が適用され
さかのぼって、現行の法律を守る義務はありません。
(政府は補助金を出し、耐震化を進める)
さらに、建築基準法が出来る以前の“古民家”に、適用の筈もありません。

何件か古民家の耐震化を手がけた事も有りますが
結構大変な工事となります。
(決して、古民家の所有者を脅すわけではないので誤解しないで
欲しいです)
古民家(伝統的構法)は、現行の基準法と構造が全く違います。
が、耐震化を放って置く事も、責任逃れのように思います。

いろいろ、オーナー様とお話しながら と、なるのが
精一杯でしょうか・・・。









posted by 香川古民家 at 18:17| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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