和瓦 と 本瓦 です。
◆写真上側は和瓦、手前側は本瓦
本瓦の方が歴史が古く、本瓦が改良されたのが、和瓦と言われています。
本瓦は一体物ではなく、平部分を先に葺き、丸瓦を乗せていきます。
和瓦は一体物となっていて、本瓦より更に雨風につよい仕組みとなっています。
古民家の屋根は
垂木(木材)で、骨組みを造り、竹を並べ、藁を敷き、その上に土を盛り
土に瓦をはっ付けていきます。
瓦は土にはっ付いているだけなんですね(要所では針金で結ぶ)。
少々の雨風では水は瓦の中には入らないようにできていて、
限界を超えて、屋根の中に入ったとしても、土・ワラがその下にあり
染み込ませて、家の中に入ってこない、仕組みをとっています。
当時、自然素材の土・竹・木・ワラなどしかないので、その材料を
いろいろと試行錯誤して、この仕組みが出来たのだと思います。
現代人も本瓦、和瓦とも、進化させた形を持っていて、
試行錯誤しながら、良い物を追及しています。
街を歩くとき、一度屋根をじっくり見てみませんか??
◆写真は本瓦です。とてもカッコいいです。