2020年12月10日

さぬき市の古民家改修工事・白熱中!

さぬき市で改修工事に入りました古民家、現場は白熱してしてきました。

床を落し、悪いところに手を入れて、新しく床を造るのですが、
この古民家棟札があり、その棟札には“安政”と、書かれています。
江戸時代後期、安政の大獄の安政かと思いますが、そうだとすれば
160〜165年程前に建てられた(安政は1855〜1860年)建物です。

床の全貌(西半分ですが)が現れると、数十年前に足元を治した後が
見受けられます。昭和とかそんな時代の改修跡ではないようで、
大工が苦労して治している様子がとって見れます。
大体建物は見えるところには悪い部分はありません。
見えないところ(床下や屋根裏)に、致命傷や工事が大変な部分が
隠れていて、だからこそ工事前の確認が必要になります。

“こりゃ、治した大工苦労したやろうな” と、今の大工が言うてます。
なかなか、面白い場面です。
今から、今の大工が苦労するのですが・・・。
大工と知恵を合わせて、古民家をなおしていきます。

※柱の足元に木材を足して突っ張っていますが、
 その突っ張っている木材も腐朽が始まっています。この部位は屋根からの
 荷重が梁を通してしっかりかかりますので、隣接して梁を受ける柱を
 もう一本追加します。

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※書院の片方を小さい木で突っ張っています。
 ここは構造的にそう荷重を受ける場所ではありません。
 まっすぐ(水平)にはしておかないといけません。

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※大工さん、何やらシコシコと建具廻りを治しています。

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※西から見た古民家
 イロハモミジと奥の銀杏の紅葉が素敵です。古民家はこれだから、たまりません。
 この紅葉の横が新しく玄関となり、入り口戸が入る予定です。
 一棟貸予定の古民家・宿泊者はこの入り口戸を開ける時、良い景色に出会えるように。

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2020年12月06日

遠方からの現場確認依頼

以前お仕事をさせて頂いた古民家オーナー様より、
近所の方より、ドアが開いていると連絡があり見て来て欲しい との
連絡が入りました。
年にい1.2回ほどしか高松に戻れないために、台風シーズン等
何かあった場合にも、なかなか現地を確認できなく、不安だったようです。

たまたま近くを通る予定でしたので、数時間後に現地で確認して
現地の写真と状況をまとめて、お知らせいたしました。
幸い、状況は悪くなく、安心してお知らせできそうです。

建物のオーナー様で遠方の方はお知らせ頂ければ
現地確認致します。お気軽に問合せ下さい。
(弊社オーナー以外は有料となります)

※今回現場で確認できた、かんぬき の落下。台風によるものなのか・・。

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2020年12月03日

残念です・・。

高松市三谷町にある由緒ありそうな大豪邸古民家が
解体処分始まっています。(あまり詳しく内容を知りません)

古民家ファンなら、一度は見聞きされている屋敷ですが
数十年前より住人は居ないような感じでありましたが
古民家ファンの一人として、残念に思います。

もちろん、家・屋敷は持ち主の物なので、持ち主の思いにより
運命を辿るようになります。野次馬が思っていることを勝手に話し上げる
身勝手は慎むべきだとは思いますが・・
まあ、それほどの屋敷だったということです。

古民家ファンとして、一度はゆっくり拝見できたらなあ と、思う傍ら
今までその優雅な外見を見させて頂き、
道を通るたびに栄華を誇っていた時に想像を膨らませてもらい
ありがとうございました・・という感覚もあります。。。













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