2019年12月29日

一年お世話になりました。

2019年 も、一年お世話になりました。
日本全国的に見回すと、台風の被害が多く出たり
大変な一年かと思いますが、香川県では大した被害も無く
割と穏やかな一年だったように思います。

私たち建設業界でも人手不足が強まり、建築費の増加が
強まっている状況であったり、消費税増税も有りましたが、
比較的堅調な需要で支えられた一年かとも思います。
もっとも、消費税増税は来年辺りから、ジワジワと影響が
現れて来そうな気配がしています。

弊社でも、大した事故もなく、大火なく過ごす事の
できた一年でありました。誠にありがとうございました。
来年はオリンピックの歳で、賑やかな一年となりそうです。
お体に気をつけて、良き一年として下さいませ。

一年お世話になりました。
来年もよろしくお願い致します
posted by 香川古民家 at 08:46| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月26日

古民家の離れ建築です V

でけた!(仕上がった)

手作業で、ジワジワコツコツ造ってきた、古民家の離れが
出来上がりました。
古民家に合う風合いの仕上げを考え、瓦・木・土・石で
造りました。
流石に伝統的工法とはいきませんでしたが、
庭や周囲の雰囲気は壊さず残ったと思います。

完成時↓
オーナーさんは、このベンチに腰掛けて、庭を見るのが楽しいそうです。

PC240056.JPG














PC240050.JPG














PC240057.JPG














建物ができたので、この場所に有った石や臼をつかって、庭(と呼べるか?)を
造ってみました。

ここに有った石たち(作業前)↓
もともと、ここに離れが在ったのですが、その離れの解体時に
出てきた物です。

PC240028.JPG













PC240031.JPG
















造作後↓
庭に放置されていた臼(地元では“でんでんこ”と呼ばれているようで、餅を突くのではなく、穀物を擦るようです)を
手洗いに利用しました。ここで、洗いものをします。

PC240035.JPG












石組は私がしましたので、自流です。↓
排水も考えました。
PC240036.JPG














PC240042.JPG













PC240043.JPG














昔の西讃の時間の流れと合えばいいなと、お施主さんと
一緒に考えて造りました。
こんな雰囲気も良いと思います。











posted by 香川古民家 at 09:35| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月22日

年々、増してくる想い

古民家好きな方は、若い人にも随分多くなったように思います。
和風の趣や昔の方々の知恵、自然を利用した生活。。等
色々な想いが有るようです。

一方、古民家を何とかしたい!と、ご相談に来られる方々や
実際に生活されている方々を拝見すると、依然として
年配者が多いです。
歳を重ねるにつれ、上記の様な想いが増してくるのでは
無いかと思いますが、
物事の本質が理解できてくる時期になるのかもしれません。

なぜ、物事が解る様になった頃に古民家か、、ということは
色々な要素が有るのですが
若い頃に憧れる古民家とは意識が異なる物です。

どちらが良いとかではないのですが
古民家に広く興味を感じられ、多くの方が古くから伝わる伝統を意識し
更に文化が後世に繋がっていけることを
少しでも力になれれば良いと思います。

掛け軸〜庭〜広縁〜土間〜たたみ〜襖〜障子・・・。
いいもんだと思いますよね〜!

IMG_5134.jpg













DSC_8373.JPG














IMG_3970.jpg














DSC_7896.jpg














P4250025.JPG


















posted by 香川古民家 at 00:00| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月19日

木製建具の再利用

古民家の醍醐味の一つに木製建具があります。
最近ではなかなか見れなくなった、手の込んだデザインの
建具が多く残っていたり、技術が未発達で歪んだガラスが
入った建具が有ったりします。

これも、廃棄してしまえば、ゴミにしかなりませんが
再利用すると、いっぺんに室内の景色が変わります。

◆再利用された木製建具↓
P4250038.JPG











長い間使われてきた(若しくは使われていなかった)建具は、
そのままでは利用しにくい場合が多く有りますが
職人さんの手を入れること、周りを調和の取れるデザインに
する事によって、再度その存在を現してくれるようになります。

◆職人さんによる手直し↓
P4240001.JPG











P4240002.JPG










白い壁に、手の入った建具一枚有るだけで、その場の印象が
ガラッと変わります。
そんな一枚、いかがですか?


◆再利用された建具たち↓

P8110040.JPG











P8110053.JPG











DSC_7923.jpg

















P4250045.JPG






















P4250047.JPG






















posted by 香川古民家 at 00:00| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月15日

古民家の離れ建築です V

古民家の離れ建築です が、随分仕事は進みました。
外壁の下地もでき、この日は塗装の仕事の下地と、
入口門の柱建て作業が行われていました。
(離れ建築T、U は、こちらから↓
http://kagawa-kominka.seesaa.net/article/470858856.html

http://kagawa-kominka.seesaa.net/article/471320717.html

現地の様子↓

PC160001.JPG











PC160004.JPG











PC160006.JPG











石臼 ? (でんでんこ と、この地域で呼ばれる)、臼のようで、下に排水の孔が空いている
石を、手洗いに再利用します。
このあたりは、門が付く頃に、雑石を組む+低木植木で、感じを出そうと目論んでいます。


PC160012.JPG












PC160011.JPG











年末に向けて、完成までもう少し。
かっこよく出来ていく姿が楽しみです!











posted by 香川古民家 at 00:00| Comment(0) | 伝建地区 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする