当然ながら、その当時はセメントなんかありません。
古い家の構造をよく知っている、大工さんや職人さんなら
知っていて当たり前ですが、屋根に使っている瓦を留め付けているのは
この当時、土 と 漆喰です。
しかも、土が大部分で、漆喰は申し訳ない程度しか使っていません。
よく、雨がもらないな〜、、。台風で飛ばないのか?? と、思いません??
それしか、仕様がなかった といえば、それまでですが
昔の人って、凄いですよね〜〜。
◆工事中の写真
瓦の下は、土が乗っています。
この土の上に、瓦をペタッと載せつけます。それだけ・・。
防水に漆喰を使って、仕上げます。
瓦から漏れた雨は、土の中に浸み込み、そこで止まります。
もちろん、長い年月をかけて、改良に改良を重ねてできた工法だと思いますが
現在の瓦葺きの精度からすると、驚きます。
今更、土葺きの屋根はできませんが、こういった工法で
昔の人々が屋根を作って来ていたと言うことは
後々の人々にも伝わって言って欲しいです。。。