2018年10月28日

やっかいな屋根・・・。

古民家が存続できるかどうかの、大きな分岐点が屋根の状態です。
讃岐の古民家の屋根は大きく分類し、
@萱葺き(ほぼありません)
A 〃に鉄板葺き+瓦
B和瓦(よく見る瓦)
C本瓦(寺とかによく見るやつ)になります。
どの屋根も、補修にお金が結構掛かります。
よって、状態が悪くなるのを、知っていても、なかなか手配段取りが
できなくなる状況が多く存在します。当然ですよね・・。

木造住宅、特に木と土壁で作った古民家は雨に弱いです。
瓦から雨が入ると、瓦下にある土が流され、木材を腐朽させます。
また、壁土まで浸みこみ、土壁の耐力を低下させます。
更に、白蟻が入りやすい状況を作り出し、いい方向には一向に進みません。
解ってはいるんですけどね〜。なかなか難しいです。

補修で済む時期であれば、大した金額でなく対応できますが
屋根の前面改装となると、車が一台・・とかいった金額になります。
厳しいですよね・・。

古民家存続に向けて、できるだけ早めのご対応、相談を受け付けられる
体制が必要かと思っています。。。

※写真はイメージです。
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2018年10月25日

古民家の大きな梁(はり)

吹き抜け等にある、あの大きな“古民家の梁”が、たまらなく好きですね〜。

なぜ、現代の建物にはあの大きな梁が無いんでしょうね〜。
残念です。

まず、形がいいですね〜。
伐ったまま、皮をむいただけ。しかも、チョウナ(道具の一種)の跡が
また格別です。

また、色もいいですね〜。
大体、黒〜こげ茶です。埃っぽいのが多いですが、雑巾で水拭きすると
綺麗に木目も浮き上がってきます。
大工さんが墨で線や文字を書き込んでいるのも、当時の職人の
息遣いまで感じられ、最高です!

更に、大工・職人の技が丸見え ッテ処もシビレます。
依頼主に頼まれ、材料を段取りし、組み方を考える。
集まった職人の腕とを吟味し、頭の中で組立、実践に・・。
CADも計算機も無かった時代に、棟梁は凄いです。

そんな、“梁”を、できるだけ現し、照明を付け、
現代の建物として蘇えさせ、利用者・住民にほっとする
空間が今後も多く残せるよう、活動して参ります!

◆写真は弊社施工の“大きな梁の見える古民家”↓
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2018年10月21日

改修工事始まりました

中讃で計画されていました、改修工事がスタートしました。
改修工事に当たり、解体工事が咲きに行われ、一段落つきましたので
住宅部分の耐震改修&リフォームが行われます。

古民家に良くある、増築部分の工事となりますが、増築と言っても
十分普通の住宅分はあります。
既に40年近く経っている住宅ですので、耐震性能は当時の基準ですから
現況の基準に合うよう、耐震改修工事とリフォーム工事を併せて行います。

◆壁土を落とし、耐力壁を造ります。
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◆基礎の無い所は、基礎を造ります。
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今回の改修工事建物は、古民家(基礎の無い)と在来工法の家(基礎がある)とが、
廊下(屋根と谷のみ)で繋がっています。
同じ木造の部類ですが、構造的に全く違う建物ですので、耐震改修だ!といっても
同じ直し方は絶対に駄目です。逆に危険になりますのでご注意下さい。
(結構間違って直す方がいらっしゃいます)

この建物、在来の家の方が住居で年末に完成予定。
古民家の方はお茶処になる予定です。
新たな出発になる古民家。。素敵な場所になるよう日々奮闘です。










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