大津市にある坂本地区は、古くから比叡山延暦寺・日吉大社の門前町として
栄えた地区で、石積みで有名な穴太衆が多く暮らしていた地域です。
昭和54年から町並みの調査が始まり、平成9年に伝建に選定されたようです。
里防と呼ばれる、比叡山で修行してきた僧が山麓で賜った隠居所が
多くの町並みを形成する事で特徴があるようです。
比叡山東山麓には穴太衆の石積み穴太積の石垣が多くみられ、
街路樹や寺社などを含め、特徴のある街並みが続きます。
2024年08月27日
2024年08月20日
登録有形文化財・坂本ケーブル駅舎
2024年01月06日
2024 仕事始め!
謹賀新年
明けましておめでとうございます!
旧年中はご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。
本年も変わらず宜しくお願い申し上げます。
能登震災及び羽田事故にあわれました方々には
心よりお悔み及びお見舞い申し上げます。
年明け早々に、大変な事態に心が傷みます。
羽田の事故に関しては、私達ではどうしようもありませんが
震災にかけては、建物の仕事に係る私たちは、肝に銘じて
以降仕事を進めていかなければなりません。
安易な気持ちで事を収めるのではなく、真摯に建物の状態を
お伝えしないといけません。
1月は阪神淡路大震災の発生した月でもあります。
肝に銘じましょう!。
明けましておめでとうございます!
旧年中はご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。
本年も変わらず宜しくお願い申し上げます。
能登震災及び羽田事故にあわれました方々には
心よりお悔み及びお見舞い申し上げます。
年明け早々に、大変な事態に心が傷みます。
羽田の事故に関しては、私達ではどうしようもありませんが
震災にかけては、建物の仕事に係る私たちは、肝に銘じて
以降仕事を進めていかなければなりません。
安易な気持ちで事を収めるのではなく、真摯に建物の状態を
お伝えしないといけません。
1月は阪神淡路大震災の発生した月でもあります。
肝に銘じましょう!。
2023年12月29日
年末のご挨拶 2023
2023年末
本年も皆様方に大変お世話になり、誠にありがとうございました。
新年は1月6日からの営業となります。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
本年も皆様方に大変お世話になり、誠にありがとうございました。
新年は1月6日からの営業となります。
来年もどうぞよろしくお願い致します。
2023年11月28日
津山 城西地区の町並み
前回、津山の城東地区の町並みについて、報告致しました。
今回はお城の西側/城西地区の町並みについてです。
城西地区の町並みは令和2年12月に伝統的建造物群保存地区(以下伝建)に
選定された、比較的若い伝建の町並みです。
城東地区が商家街なのに対し、城西地区は寺町です。
津山城下最大の寺院集積地で江戸時代には22もの寺院(現在12)が
軒を連ねていたようです。
出雲往来側から町並みに入ると、大圓寺・愛染寺・寿光寺そして本源寺と
寺社が並び、町並みを壮観にさせています。
寺社から津山城下に行き来するため、その往来に商家が並びます。
作州民芸館(旧土居銀行津山支店 国登録有形文化財 明治42年建築)
は町並みの真ん中辺にある中核施設となっており、城西地区の町並みを
印象付ける建物です。
津山は、1地域で二つの伝建を堪能できる、町並み好きな方にとっては
パラダイスです。
高松からも日帰り可能でありますし、少し足を延ばすと
温泉地域もありますので、一度足を延ばしてみる価値ありますよ!
◆写真は作州民芸館と城西地区の町並み
若い伝建なので、工事中の物件もいくつかありました。
今回はお城の西側/城西地区の町並みについてです。
城西地区の町並みは令和2年12月に伝統的建造物群保存地区(以下伝建)に
選定された、比較的若い伝建の町並みです。
城東地区が商家街なのに対し、城西地区は寺町です。
津山城下最大の寺院集積地で江戸時代には22もの寺院(現在12)が
軒を連ねていたようです。
出雲往来側から町並みに入ると、大圓寺・愛染寺・寿光寺そして本源寺と
寺社が並び、町並みを壮観にさせています。
寺社から津山城下に行き来するため、その往来に商家が並びます。
作州民芸館(旧土居銀行津山支店 国登録有形文化財 明治42年建築)
は町並みの真ん中辺にある中核施設となっており、城西地区の町並みを
印象付ける建物です。
津山は、1地域で二つの伝建を堪能できる、町並み好きな方にとっては
パラダイスです。
高松からも日帰り可能でありますし、少し足を延ばすと
温泉地域もありますので、一度足を延ばしてみる価値ありますよ!
◆写真は作州民芸館と城西地区の町並み
若い伝建なので、工事中の物件もいくつかありました。
2023年11月24日
津山 城東地区の町並み
森蘭丸の弟、森忠政が築城された津山城下町の東側が城東地区
西側が城西地区とされており、城東地区は平成25年8月に
伝統的建造物群保存地区(以下 伝建)に選定。
城西地区は令和2年12月に伝建に選定されています。
お城の西・東で、2つ伝建に指定されている、全国でも
珍しい地域となっています。
今回は城東地区を散策しました。城東地区は商家町として
発展した町並みだそうで、通りには格子窓、虫籠窓等、商家街で
よくある拝見する建物が並ぶ街並みとなっています。
◆城東地区の町並み
町並みの中には、当時繁栄されたと思われる大きなお屋敷が
点在し中を拝見できる建物もあります。(ほぼ無料です)
旧苅田家住宅、箕作阮甫旧宅、旧梶村邸、等、案内の方もいたりしますので
積極的に見学に回るのも良いかと思います。
◆旧梶村邸
城東地区の街並みには、宿泊施設や飲食店が点在しますので
時間を取って長く滞在して、地域の方々と触れ合うのも
良いかもしれませんね。
西側が城西地区とされており、城東地区は平成25年8月に
伝統的建造物群保存地区(以下 伝建)に選定。
城西地区は令和2年12月に伝建に選定されています。
お城の西・東で、2つ伝建に指定されている、全国でも
珍しい地域となっています。
今回は城東地区を散策しました。城東地区は商家町として
発展した町並みだそうで、通りには格子窓、虫籠窓等、商家街で
よくある拝見する建物が並ぶ街並みとなっています。
◆城東地区の町並み
町並みの中には、当時繁栄されたと思われる大きなお屋敷が
点在し中を拝見できる建物もあります。(ほぼ無料です)
旧苅田家住宅、箕作阮甫旧宅、旧梶村邸、等、案内の方もいたりしますので
積極的に見学に回るのも良いかと思います。
◆旧梶村邸
城東地区の街並みには、宿泊施設や飲食店が点在しますので
時間を取って長く滞在して、地域の方々と触れ合うのも
良いかもしれませんね。
2023年11月18日
勝山の町並み
岡山県真庭市にある、勝山の町並み保存地区にお邪魔してきました。
出雲街道の宿場町として、また高田城下町として栄えてきたこの地域、
勝山文化センターから、中央図書館まで、南北に≒1km程位の町並みで、
町並みの各軒下には暖簾があつらえて居て、町並み保存に地域一体で
取り組んでいる様子が解ります。
旭川に沿う町並みには、cafeや食事所、酒造所蔵元(御前酒)
中央部には郷土資料館もあり、
道を一本外れますが、勝山武家屋敷、三浦坂、安養寺、妙円寺、化生寺と、
出雲街道沿いの名刹があります。
ゆっくりとした時間が流れる、山間の名所となっています。
岡山県初の町並み保存地区として指定されている(伝建ではない)とある
この街並みですが、駐車場も無料で整備されていますし、近隣にも
湯原温泉とかありますので、香川から併せて観光するのにも
良さそうです。
出雲街道の宿場町として、また高田城下町として栄えてきたこの地域、
勝山文化センターから、中央図書館まで、南北に≒1km程位の町並みで、
町並みの各軒下には暖簾があつらえて居て、町並み保存に地域一体で
取り組んでいる様子が解ります。
旭川に沿う町並みには、cafeや食事所、酒造所蔵元(御前酒)
中央部には郷土資料館もあり、
道を一本外れますが、勝山武家屋敷、三浦坂、安養寺、妙円寺、化生寺と、
出雲街道沿いの名刹があります。
ゆっくりとした時間が流れる、山間の名所となっています。
岡山県初の町並み保存地区として指定されている(伝建ではない)とある
この街並みですが、駐車場も無料で整備されていますし、近隣にも
湯原温泉とかありますので、香川から併せて観光するのにも
良さそうです。
2023年01月30日
ヘリテージマネージャー授与式
令和4年度香川県文化遺産保存活用技術者養成講座
(通称ヘリテージマネージャー養成講座)の授与式が行われました。
文化財若しくは文化財になっても良い様な有形の物が
取り壊されていく中、文化財登録やそれに準じた活動ができる
人間を増やしていこうと、香川県歴史的建造物保存活用会議として
1年間、文化財について学びました。
普段なかなか目にできないような文化財や技術に触れる事ができ、
知らなかった知識、曖昧だった経験部分がしっかりと身に付く事ができ
とても有意義な1年間(60時間講座)でありました。
個人としては、なかなか文化財級の建造物に携われる経験は
今後も少ないとは思いますが、
一年間養った目で、見る角度が随分と変わりましたし、
建造物の内容も理解度がUPしていると思いますので
自分が触る触らないは別として
良い建造物を後世に残していく考え方や
それを伝える言動を増やしていきたいと思います。
ご教授頂きました、先輩方、先生方、
ありがとうございました。
※写真は授与式の様子
(通称ヘリテージマネージャー養成講座)の授与式が行われました。
文化財若しくは文化財になっても良い様な有形の物が
取り壊されていく中、文化財登録やそれに準じた活動ができる
人間を増やしていこうと、香川県歴史的建造物保存活用会議として
1年間、文化財について学びました。
普段なかなか目にできないような文化財や技術に触れる事ができ、
知らなかった知識、曖昧だった経験部分がしっかりと身に付く事ができ
とても有意義な1年間(60時間講座)でありました。
個人としては、なかなか文化財級の建造物に携われる経験は
今後も少ないとは思いますが、
一年間養った目で、見る角度が随分と変わりましたし、
建造物の内容も理解度がUPしていると思いますので
自分が触る触らないは別として
良い建造物を後世に残していく考え方や
それを伝える言動を増やしていきたいと思います。
ご教授頂きました、先輩方、先生方、
ありがとうございました。
※写真は授与式の様子
2023年01月26日
瓦の不陸と構造の腐朽
中讃にて、古民家の改修工事を行っていますが
附属建物(納屋)の棟に波打つ様子があり、そこも補修する事に
なりました。
納屋は棟まで一部分目視できていましたので、ある程度予測しながら
棟部分の瓦をはぐりましたが、下から見ていた状況よりはるかに悪い
状態でありました。
現場で大工と瓦屋と補修方法を確認し、補修用の材料依頼、
大工への指示、瓦屋への依頼をお願いしました。
※写真は瓦をはぐり、悪い部分を取り除いた時の様子
色々と試行錯誤しながらではありますが、なんとか補修方法を取り決め
職人さんに依頼します。
この時、補修方法の合理性と職人との人間関係が出来ていないと
なかなか、良しやろうか!とはなりません。一筋縄とはいかないのです。。
※なんとか補修に向けて工事が進んでいる所↓
附属建物(納屋)の棟に波打つ様子があり、そこも補修する事に
なりました。
納屋は棟まで一部分目視できていましたので、ある程度予測しながら
棟部分の瓦をはぐりましたが、下から見ていた状況よりはるかに悪い
状態でありました。
現場で大工と瓦屋と補修方法を確認し、補修用の材料依頼、
大工への指示、瓦屋への依頼をお願いしました。
※写真は瓦をはぐり、悪い部分を取り除いた時の様子
色々と試行錯誤しながらではありますが、なんとか補修方法を取り決め
職人さんに依頼します。
この時、補修方法の合理性と職人との人間関係が出来ていないと
なかなか、良しやろうか!とはなりません。一筋縄とはいかないのです。。
※なんとか補修に向けて工事が進んでいる所↓
2023年01月23日
八栗の遍路宿 改修工事
八栗寺(高松市北部・四国八十八か所第85番札所)近くの
お遍路宿・築150年程度の建物の改修工事に昨年末より
入っています。
屋根瓦から軸組まで、ごっそりやり替え
お宿の経営方針から変えていく、本格的な事業です。
※写真は屋根瓦撤去時
建物は雨漏りや白蟻被害に合っていて、
このあたりで何か手を打っておかないと、
今後の存続は難しい程に傷んでいます。
そんな時期にコロナ禍や代替わりの検討も重なり
地業の検討に入ったのが、昨年の夏でした。
工事は今年の半ばまで予定されています。
この建物の魅力と歴史を受け継ぐべく
残すと所は残し、刷新するところは刷新し、
以後、150年存続すべく建物になるよう
お施主様と頑張っていきます。
※写真は室内解体後
お遍路宿・築150年程度の建物の改修工事に昨年末より
入っています。
屋根瓦から軸組まで、ごっそりやり替え
お宿の経営方針から変えていく、本格的な事業です。
※写真は屋根瓦撤去時
建物は雨漏りや白蟻被害に合っていて、
このあたりで何か手を打っておかないと、
今後の存続は難しい程に傷んでいます。
そんな時期にコロナ禍や代替わりの検討も重なり
地業の検討に入ったのが、昨年の夏でした。
工事は今年の半ばまで予定されています。
この建物の魅力と歴史を受け継ぐべく
残すと所は残し、刷新するところは刷新し、
以後、150年存続すべく建物になるよう
お施主様と頑張っていきます。
※写真は室内解体後